茶道つれづれ 20

裏千家ハワイセミナー

今年の裏千家ハワイセミナーは第50回の記念セミナーで、前職の日本航空の会長がハワイ大学のセミナーで講演をされるとのことで同行依頼があり、久しぶりにパスポートを持って出かけることになりました。コロナの感染状況を横目で見ながらぎりぎりまで開催を危惧しておりましたが、すべて無事に終えることが出来ました。

鵬雲斎大宗匠はとてもお元気で、その振る舞いもお点前もスピーチも99歳とは思えない矍鑠としたものでした。献茶式で、日系で初めてハワイ州の知事を務められた有吉ガバナーが転ばれた時にも、大宗匠が一番に駆け寄って手を貸され、もう、ビックリ!その反応の良さたるや、とても白寿の方とは思えない瞬発力でした~。
日本航空会長のお父様(往年の俳優の片岡千恵蔵さん)と大宗匠が懇意であったことからこのような企画になったようで、そのお話も興味深いものでした。

大宗匠の講演は歴史を紐解く内容で、改めて茶道の歴史的な背景を目の当たりにした思いでした。
植木日本航空会長とは若い頃からの長年の友で久しぶりにお目にかかり今の航空業界の話に花が咲き、私も厳しい現状を再認識するに至りました。講演もユニーク且つ楽しい内容で、でも人生の指針を顧みるにつけその言葉はしっかりと各聴講者の胸に残ったに違いありません。俳優のご子息だった会長がパイロットになりたいとお母様に話したときに、なんとお母様は特攻隊の生き残りである大宗匠にご相談にいらしたとか…不思議なご縁を感じるとともに、私の存じあげている限り、ちょっと天邪鬼な会長のルーツを垣間見たような気がしました。
(写真:晩餐会でのスリーショット)

ハワイの会員の方々のお茶席はハワイならではの素敵な設えで、おおらかで楽しいものでした。
ハワイ大学の中にある茶室「寂庵」は緑の中の清々しい茶室で、いくつかのお茶室ではハワイの皆様も和服でおもてなしして下さったのですがこちらではムームーでお点前をされて、リラックスした雰囲気が伝わり、お茶の一服もゆったり堪能できました。
私は席を持つ際にこのところ「こうあらねば …」と窮屈に考えていなかったかな~と、もっとみんなが楽しくなるような道具を考え、自らも楽しむ茶道を推進していきたいと思った南国の茶道セミナーでした!
(写真:寂庵での至福の一服)

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