七事式
「およそ茶道の修業には、心すなわち精神面と、技すなわち作法の両面がある・・・」とあります。
徳川中期寛保時代に茶道が遊芸化しようとしていた頃、練磨を目的とした式作法が制定されることになり
なぜ七つの式を意図されたかというと、禅宗の種電鈔という書に「七事随身」ということからとられたということです。

一に大機大用
二に機弁迅速
三に語句妙霊
四に殺活機鋒
五に博学広覧
六に鍳覚不味
七に隠顕自在
花月のお稽古の際には、各々が自らを修練の場に身を置く気構えを促したいとこの軸をかけます。
そして折据を回しそれぞれの役を決めます。
「月」「花」(式によっては「雪」もあり)が主に役札で、正客だっだり、亭主だったり、何番目の客かのDUTYが決まります。茶道はもとより「道」とつくものはルールを知っている者同士の楽しみであり、勉強であり、修練であると思います。お互いの呼吸や間合いの良い言葉かけやお茶を喫するタイミングなど、全体のリズムも重要です。
七事式で楽しいのは、花をいれる式、その花を題にして歌を詠む式、香を聞く式、そのまた香を題にして歌を詠む式、小習事の「貴人清次」を加味した式、皆で花を入れたり炭を注いだりする式、お茶を飲み比べて当てる式やお点前の出来を修証する式などなど・・・
道具も香道で使う志野袋がでてきたり、十種香がでてきたり、
歌を書く短冊や硯を用意したりと多岐に渡ります。
七次式をすると茶道の総合芸術性がはっきりとわかります。
裏千家は他流に比べると七次式の種類は多いといわれています。その時はわかったように思う花月でもしばらくすると、細かいところはおぼろげになったり、またそれぞれの取り札によってさまざまなバージョンが展開され、これってどうよ?・・・と考えてしまうこともあり、やはり回数を重ねて経験を積むことが大切!「花月百騎、朧月」よくいったもんです!!
