古希の集い

令和6年3月20日から24日の5日閑に渡り、お客様と亭主側で総勢130名の「古希の集い」を開催致しました。
この3月で70歳になる節目に、お世話になっている皆様に感謝の気持ちを伝えるべく、又社中には茶道の奥深さやおもてなしを経験し次に繋げて欲しいと考え、様々なことに思いを託し、又多くのご協力もいただきながら、やり遂げることができました。
この機に何か記念になるものを作りたいと、オリジナルの扇子をお願いし、私の自筆を投影し、午年ですが更に羽ばたきたいとペガサスをデザインしていただきました。古希のベースカラーは紫との
ことで、紫のグラデーションも美しい祝扇が出来上がりました。
又、被災地の石川県を支援しようと加賀市の菓子を取り寄せ、皆様からの御祝の一部を義援金にすることと致しました。
待合には淡々斎宗匠の赤地の短冊を掛け、おめでたい気持ちを表すと共に茶道にさらに腰を落ち着けて取り組む意思を含め、本席は鵬雲斎大宗匠筆の「如是」を掛けました。「如是」は仏典の最初の言葉で、利休道歌にもある「稽古とは一より習い十を知り、十より帰る元のその一」の「最初の一」を忘れずにこれからも進んで行きたいという意気込みを込めました。


お菓子も濃茶席は虎屋にいろいろとお願いし、菓子銘を源氏物語にちなんで「若紫」とし、作り立てを毎日運んでもらい、薄茶席の干菓子は老松と細かい打ち合わせをして、桜の摺琥珀と蝶の種袷に決めました。
そして、今回の私の挑戦はお客様にも亭主側の社中にも、全員に私自ら茶筅を振り、濃茶を一盌ずつ感謝を込めて練り切ること!
最後の日の最後の一盌を自分の分として練り上げ、「これにて千秋楽!」
濃茶席の花は「大白冠」椿と紫の「小町藤」で花入は正玄造の淡々斎在判で銘「常盤」、薄茶席は「陽光」桜と菜の花で花入は私がJALを退職する際に岡山出身の先輩からいただいた備前、茶碗も華やかなもので揃え春爛漫を楽しんでいただきました。


これまで、家族や社中をはじめ多くの方々にお世話になり感謝の気持ちでいっぱいなのと、これからも齢は取っても学びの心と思いやりを忘れず、前を向いて進んで行きたいと心に誓って、古希のステージで楽しく羽ばたきたいと思います!!