茶道つれづれ 21

大寄せの茶会

今年4月1日、4年ぶりに「たちばな茶会」が茶道会館(高田馬場)開催され、私共“宗智会”は峯春亭にて薄茶席を担当致しました。
テーマは「散る桜を愛でながらの舟遊び」

待合の軸は「太田垣連月」筆「ところせく かをるこの目に ほととぎす しのびかねたる ゆふぐれの声」本席の軸は鵬雲斎大宗匠筆「行舟緑水前」
盛唐の詩人「王湾」の漢詩

花入も舟形の佐波理(砂張)を天井から釣るし、少しゆらゆらさせて舟遊び風に…。

今回は他の席と趣向や点前が被らないように席主間で打合せをした結果、広間担当の当方は「長板一つ置」。当初、長板一つ置は濃茶が相応しいかな…と思っていたら、茶会の3日前に裏千家宗家の利休忌に参加し、よく見るとなんと薄茶席が長板一つ置だったではありませんか!
ちょっとした自信に繋がって、本番当日は堂々と皆にこのお点前をしてもらいました!!
当日の菓子器は桜形で「楽慶入」造、中に鵬の絵があり弘入の極め、大宗匠の百寿をお祝いする気持ちで使用。

主茶碗は「楽惺入」造の赤楽で銘が「春遊」淡々斎の箱水指にもこだわり、宇治橋の三の間から水をくみ上げる釣瓶の写しで圓能斎の箱書き
お菓子も何回も浜松の厳邑堂と試行を重ねた「花春水」
棗は「玉栄」造「花筏」、茶杓も大宗匠作で桜の木を削り桜や四季花の蒔絵のあるもの
…とまあ、久しぶりに道具立ての醍醐味を味わいつつも、何せ社中もしばらくぶりの茶会で
みんな動けるかしら…と心配の種はつきなかったのですが、
上級者から初心社まで、それぞれの役割を果たし、
他の席にも入り新しい世界も見て充実した一日を過ごしました!
次回は2024年10月29日、今度は秋の趣向で社中もお客様も
楽しめる席をこれからゆっくり考えましょう‥‥。

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